エクアドル:CONAIE全国大会、13項目の決議
CONAIE(エクアドル先住民連盟)
2014年5月21日

エクアドルの先住民族、人民は、2014年5月16日、17日にアンバト工科大学で、第5回CONAIE[エクアドル先住民連盟]大会に結集し、以下の通り決議した。

1.われわれの土地を守るために;水に関する法律(LA)法制化のまえの住民投票の結果が守られることを要求するために;家庭用ガスの値上げ、社会闘争の犯罪化に反対するために;政治的迫害にたいして;欧州連合(UE)とのTLC(自由貿易協定)、開発主義の拡大にたいして;生命のための全国動員(MNV)をおこなう。

2.現在の政府にたいして、われわれの政治的独立を維持し、国内・国際的な社会の変革のために闘う関係する社会運動、組織との同盟を作りあげる。

3.生産の基本部分の変更をおこなおうとする政策に反対する。これは先祖伝来の民族、人民の知恵をはく奪し、多国籍企業と国内・外国のグループの利益をはかろうとするものである。

4.シェブロンーテキサコによって引き起こされたエクアドル・アマゾンの石油汚染にたいする、アマゾン共同体の賠償と石油の悲劇からの回復の要求を、全面的に支持する。

5.ミラドル計画でECSA社に与えた認可にたいして、監査局(contraloria)が撤回するように勧告した内容を、中央政府が実行するように要求する。

6.多国籍鉱山企業と国家による、インタグとトゥンダイメの人民にたいする暴力行為にたいして、人民への連帯を表明し、この地の人と団体の権利を蹂躙する中央政府の責任を追及する。

7.紛争地域において社会抗議を理由にして犯罪化された人々にたいして、完全な連帯と支持をおこなう。それはたとえばインタグのハビエル・ラミレスであり、かれの即時釈放を要求する。また兄弟であるクレベル・ヒメネス、カルロス・フィゲロア、フェルナンド・ビジャビセンシオへの迫害にたいして。これらの同志にたいする米州人権委員会(CIDH)による執行停止の措置が実行されることを要求する。

8.サラワクのキチュア先住民にたいして弾圧をおこない、汚名を着せ、家宅捜索をおこなっていることに反対する。ここにはいかなる民兵も匿われていないことを認めるものである。憲法と国際条約によって保障されている、かれら独自の生活様式が尊重されなければならない。

9.われわれのSEIBC[?]が初等、中等教育において適用されるのみならず、高等教育においても、われわれの共同体の必要と要求に答えるものであるよう、強化する。われわれが差別の対象であり続けたにもかかわらず、SEIB-Cによって達成された教育学的に、運営管理、資金面での前進を国家が尊重するよう、われわれの教育が後退しないように要求する。

10.布告16による、国家による団体のコントロールにたいして、全体的な不服従を呼びかける。そしてその撤廃を要求する。

11.民族・人民の全般的な権利を擁護し、その生活のためのプランを強化する。われわれ自身の形態による生産、管理、土地の運用を推進し、共同体の市場を通じて、固有の種子による生産の権利を要求する。共同体によるツーリズム、そのほかわれわれの組織によるオルタナティブな取り組みを進める。

12.CONAIEは平和のために闘うコロンビア人民と連帯する。かれらの自由貿易協定の結果と闘う、多民族・農民・人民による農業スト(PAECP)と連帯する。

13.民族間の紛争がかれらの土地において、かれらの合法的権利と自由な決定によって、かれら固有の規則によって解決されることを要求する。ワオラニ民族とタガエリ・タロメナネ人民とのあいだの紛争で逮捕された、7人の同志をわれわれは支持するものである。


ブログ「ラテンアメリカの政治経済」2014-05-24より


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