コタカチ郡、「郡における鉱山開発行動の拒否の決議」を表明
Imbabura en Linea紙
2017年7月11日

2017年6月28日、コタカチ郡評議会は「郡における鉱山開発行動の拒否の決議」を承認した。

チリの国営鉱山開発会社CODELCOが運営しているジュリマグア鉱山プロジェクトは環境アセスメントの違反およびコタカチ郡ガルシア・モレノ教区での高度探鉱第一段階の環境への影響について住民からの訴えを無視し続けていることからこれに至った。

コタカチ郡知事ジョマール・セヴァージョスにとって、この決議は、鉱山開発活動に対する、水資源の保全の責任とオルタナティヴな経済活動の育成を目指す国民たちの声をまとめたもとだという。
「これはコタカチにとって歴史的な出来事です。党を超えた評議会の命をかけた決議が、共和国大統領に届くことでしょう。自治体が提案した対話のこの瞬間は、現実的で重要な行動とともに命をかけた決断を見せるのに役立つはずです。コタカチから、鉱山開発反対という声をあげ、インタグから観光業の大規模なプロジェクトとクリーンエネルギーの発電に取り組んでいきます。」

前述した決議は、2014、2015、2016年の市民の参加システムに則った民衆議会の声明を反映したものである。さらに、クエジャッヘ(注:インタグのひとつの教区。フニン村があるガルシア・モレノ教区と並んで鉱物の埋蔵の可能性がある教区)教区議会の声明「クエジャッヘに鉱山開発はいりません。」も反映している。

決議には以下のことが表現されている。
第5条 政府に以下の行動を要求する。
a) これらのほとんどは水源地、生態系の保護・保全地域など繊細地域であることから、コタカチ郡における金属の鉱山開発採掘権の譲渡を停止させること。
c) ガルシア・モレノ教区フニン村とセロ・ペラード村におけるいずれの段階の鉱山開発行動すべてを停止させること。
g) 政府に、エクアドル憲法、地方分権法や他の法律に謳われているようなコタカチ自治体の権利を尊重することを義務付けること。それにより、「戦略的エクアドル」などの公社に権力が集中しないようにすること。
h) 村民、コミュニティー、町、民族に影響があるような金属の鉱山開発は、コタカチ郡に事前相談する行程を実現すること。政府のあらゆる機関に、環境に優しい産業、有機農業、持続可能な酪農、手工芸品、責任ある観光業、小水力発電などの育成に力を入れるよう、要求すること。


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